小児医療連載コラム “いざというときにあせらない”こどもの病気とケア


肺炎球菌ワクチンは、その名の通り肺炎球菌に対するワクチンです。
肺炎球菌は髄膜炎、敗血症、肺炎などの重篤な全身感染症や中耳炎、副鼻腔炎などの気道感染症の原因となります。
肺炎球菌は93の異なる型(種類)があり、現在の肺炎球菌ワクチンはこどもたちの重い病気の原因になることが多い13種類のタイプを選んで作った13価のワクチンですが、それ以外の型も髄膜炎の原因になることがあります。
以前、僕が肺炎球菌ワクチンを接種したお子さんが肺炎球菌の髄膜炎になり、調べたら原因となった肺炎球菌の型が接種したワクチンの中に入っていなかった、なんてことがありました。
ヒブワクチンと同じように2011年に公費助成が始まり、2013年から定期接種のワクチンとなりました。
公費助成されてから、肺炎球菌による髄膜炎は71%減少しましたが、型が多いので、ヒブワクチンのように肺炎球菌による髄膜炎がなくなる、というところまでにはなっていません。
肺炎球菌ワクチンはヒブワクチンと同様に生後2ヵ月から接種を開始し、1歳までに4週間隔で3回、1歳以降に1回接種します。
副反応としては、接種部位の腫れ、発赤の他に発熱する頻度が多いワクチンであり、約20%のお子さんで接種後に発熱を認めます。
発熱を認めるのは2回目接種後が最も多いとされています。
生後2ヵ月からしっかりと予防接種を行って、肺炎球菌による感染症を予防しましょう。
医療法人社団育心会
やまだこどもクリニック
院長 山田慎一
https://www.yamadakodomo-clinic.com/
※2020年10月9日掲載
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
袖ケ浦市蔵波2960-117
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